チューリップラインとは?意味やファッションについて解説

チューリップラインというファッションに関する言葉を聞いたことはあるでしょうか。チューリップラインとは、ディオールのコレクションで発表されたファッションのシルエットのことです。

では、具体的にチューリップラインとはどのようなスタイルなのでしょうか。そこで、今回はチューリップラインの意味や、クリスチャン・ディオールについてご紹介します。

チューリップラインの意味

チューリップラインとは、1953年にクリスチャン・ディオールが秋冬コレクションで発表したスタイルのことです。チューリップの形に似たシルエットのことで、肩はなだらかにして胸はふっくらとさせ、高い位置で絞ったウエスト以下のスカートを細くすることが特徴です。

バストの膨らみをウエストで絞っているので、ウエストより上の形状がチューリップの花のように見え、ウエストより下が細く、茎のような形状になることから名付けられました。

ウエストから上の花部分は、柔らかくてフェミニンな印象です。ウエストから下は、対照的にタイトにして、茎のようにしています。

クリスチャン・ディオールについて

チューリップラインを発表したクリスチャン・ディオールは、ファッションブランド「ディオール」を創設した人です。1950年代に活躍したフランスのファッションデザイナーで、ディオールが発表した「ニュールック」というスタイルは、女性の服装に革命を起こしました。

ディオールは、1905年にフランス北西部ノルマンディー地方のマッシュ県で生まれました。幼い頃から芸術に強い興味を持っており、アートギャラリーを持ちパブロ・ピカソやマックス・ジャコブなどの画を置いていました。

そして、1946年12月8日に、ディオールは自身のクチュールメゾンをパリ8区アヴェニュー・モンテーニュ30番地に立ち上げます。1947年2月12日に最初のコレクションを発表します。

まとめ

さて、今回はチューリップラインの意味や、クリスチャン・ディオールについてご紹介しました。チューリップラインは、女性の華やかさを全面に出した華やかなスタイルです。ファッションにおいて、シルエットや生地、色にこだわることは現代でも同じですよね。

ぜひこの機会に、コーディネートをする際にはシルエットや生地なども気にしてみてはいかがでしょうか。