ニュートラとは?ニュートラの例や起源について

ファッション雑誌やメディアなどでニュートラという言葉を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。では、ニュートラとはどのような意味なのかご存知でしょうか。

そこで、今回はニュートラの意味や起源、例についてご紹介します。

ニュートラディショナルファッションとニュートラについて

ニュートラディショナルファッションとは、本来のトラディショナルモデルに現代的なアレンジを加えた服装のこと。

決まった特定の形があるわけではありませんが、ウエストを若干シェープドしたり、ラペルをワイドにしたりする特徴があります。これは、ヨーロッパ調の影響を受けた、70年代以降の新しいトラディショナルルックのことです。

ニュートラとは、1970年代中頃から1980年代中頃にかけて日本で流行したファッションスタイルのことです。現在に至るブランドブームの起源とされています。

また、ここで言うニュートラディショナルファッションとニュートラは、混同されることが多いですが、違う意味を持っています。ニュートラは、高級舶来ブランドのグッズを組み合わせた「山の手お嬢様風」のファッションスタイルです。

ニュートラの起源

ニュートラは、1970年代に神戸のアパレルメーカーが製造していた女性向けのファッションを、ファッション雑誌の「an・an」や「JJ」がニュートラと総称したことがきっかけと言われています。

ニュートラの例

ニュートラとは、「伝統的な」という意味のトラディショナルに新しい要素を加えたスタイルのことです。新しい伝統は、矛盾している言葉のように思えますが、古いスタイルを基本として、新しい挑戦をするような意味を持っています。

ニュートラは、1970年代のヨーロッパで流行したファッションです。男女共に、丈が長くウエストの位置が高いパンツを履き、ワイシャツを着るというスタイルが基本です。

あえてトラッドを崩すという要素が特徴的と言われています。トラッドを崩す着こなしとは、パンツのウエストを絞って裾口を大きく広げたり、シャツにドレープを入れたりすることを言います。

まとめ

さて、今回はニュートラの意味や起源、例についてご紹介しました。ニュートラとは、ファッション雑誌がきっかけで多くの人が知るようになった言葉だということがわかりました。

清楚なイメージのあるファッションスタイルなので、気軽に挑戦できるファッションだと思います。ぜひ、この機会にニュートラファッションに挑戦してみてはいかがでしょうか。