フラッパーのイメージってどんな?歴史や髪型に触れてみる

フラッパーという言葉を聞いたことはあるでしょうか。フラッパーとは、昔の欧米の若い女性たちのことを指しますが、具体的にはどのような生活スタイルとファッションなのかは知らない方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、フラッパーの意味や歴史、イメージや髪型についてご紹介します。

フラッパーとは

フラッパーとは、第一次世界大戦後に出現した若い女性の生活スタイルや、ファッションのことを指します。

それまでの上品な伝統から自由で解放された女性たちのことで、飲酒・喫煙を好んだり、派手な化粧などが特徴。また、くびれのない丈の短いスカートなどのファッションも特徴の一つです。

フラッパーの歴史

1630年代には、若い娼婦がフラップというスラングで呼ばれていたり、1890年代には、10代半ばの活発な少女をフラッパーと呼んでいたりしました。また、1908年にイギリスの「タイムズ」では、フラッパーを若い淑女という意味で使われていました。

1911年頃には、フラッパーはいたずら好きで茶目っ気のある女性の代名詞として使われるようになりました。そして、第一次世界大戦時には男性が不足したため、多くの女性が働くようになったのです。しかし、第一次世界大戦が終わると、職場に復帰する男性が増えたため、女性の職探しが難しくなるという、社会情勢になりました。

このような社会の中で、フラッパーは、独立心が強く、自由奔放で享楽的な若い女性を指す言葉に変化していきました。

フラッパーのイメージや髪型

アメリカでは、フラッパーという言葉のイメージが定着したのは、1920年のことです。その頃は、フラッパーは風変わりなもので、それまでの女性らしさを覆すものと考えられていました。イギリスのマスコミでは、恋愛に積極的で自由奔放な姿を、伝統的な価値観に反抗するステレオタイプとして表現しています。

フラッパーの髪型は、ボブカットなどのショートヘアが流行していました。指と櫛でウェーブを作るスタイリングが特徴でした。

まとめ

さて、今回はフラッパーの意味や歴史、イメージや髪型についてご紹介しました。フラッパーとは、それまでの女性らしいと言われるようなスタイルから離れたファッションを好む女性たちのことだとわかりました。

フラッパーが誕生したことにより、欧米の社会は大きく変わり、ファッションにも大きな変化をもたらしました。このように、若者が発祥の新しいファッションスタイルが生まれることもあります。