アパレル業界の仕事を探していると、ファッションプランナーという職種を見ることが多いと思います。ファッションプランナーは、企画から販売まで洋服づくりのすべてに関わる仕事です。
しかし、ファッションプランナーが具体的にどのような仕事をしているのか、わからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ファッションプランナーの仕事内容や必要な資格、給料についてご紹介します。
ファッションプランナーになるには
ファッションプランナーを目指すためには、まず専門学校や大学、短大などに通い、服飾やファッションに関する基本的な知識を身につけます。そして、卒業後にアパレルメーカーなどに就職するのが一般的です。
他にも、通信講座で勉強をしたり、資格を取得したりなど、独学でファッションに関する知識を身につけて、ファッションプランナーを目指す方法もあります。
ファッションプランナーの仕事内容
ファッションプランナーは、企画の立ち上げから完成まで、ひとつの洋服ができあがる工程を担当します。
まず、サンプル・素材探しのために、日頃から古着屋やセレクトショップなどで新しい素材探しやアイデアなどのヒント探しをします。そして、次に企画書の制作をします。企画書ができたら、その企画書を元にして打ち合わせをします。
そして、洋服のプリントの位置を調整しながら、ひとつずつ印刷をします。その後、縫製やプリントの仕上がりなどを細かくチェックし、ここで修正がある場合は、制作の現場にいる職人達と調整します。最終チェックをして、完成です。
ファッションプランナーは、アパレルメーカーなどの企業に務めた場合は、土日祝日が休日のところが一般的ですが、小売店や百貨店などの小売店に務めた場合は、土日祝日は営業していることが多いため、休日は平日になることが多いです。
ファッションプランナーに必要な資格
ファッションプランナーとして働くために必要な資格は特にありません。ファッションプランナーには、ファッション業界の知識や、その他にも幅広い知識が求められます。
しかし、ファッションプランナーとして就職するために有利になる資格はあります。例えば、ファッションデザイナー資格や服飾インストラクター、ファッションビジネス能力検定、カラーコーディネーター検定などの資格は、ファッションプランナーと関連性が高い資格。
これらの資格を取得しておけば、就職時に有利になるスキルとなるでしょう。
ファッションプランナーの給料
ファッションプランナーの年収は、就職先によって異なります。中には、時給800円代からのスタートとなることも。
アパレルメーカーに就職することが一般的で、初任給は平均で23万円前後。一般的な企業では、勤続年数が上がるにつれて昇給があることが多いです。
まとめ
さて、今回はファッションプランナーの目指し方や、仕事内容、資格、給料についてご紹介しました。ファッションプランナーは、日頃からセレクトショップなどで流行を敏感にキャッチすることが大切です。
トレンドに敏感でハイレベルなファッション感覚を持っている人が、ファッションプランナーに向いていると言えます。ファッションが好きなことはもちろん、物作りを心から楽しめるかどうかが仕事を続けていけるかのポイントです。