着物・浴衣・振袖・袴の違いとは?浴衣を着物として着るコツって?

卒業式や成人式では、着物や振袖を着る方も多いですよね。夏には浴衣を着て出かける方も多いと思います。しかし、着物や浴衣、振袖、袴は何が違うのでしょうか。

お正月や夏祭り、結婚式や成人式、卒業式などのイベントでは、着物などの和装をすることも多いですよね。和服は、行事やイベントのときに身につける特別な衣装として扱われています。

そこで今回は、着物・浴衣・振袖・袴の違いについてお話します。季節や年齢によって身につけるものが変わってきますので、それぞれの違いを把握できれば、和服をうまく着こなすことができるようになります。

着物・浴衣・振袖・袴の違い

着物は、日本の伝統的な民族衣装で、着物の中にもいろいろな種類があります。浴衣や振袖、袴も着物のひとつということです。

着物も洋服と同じように服なので、着るときの場所や目的によって着物を変えなくてはいけません。

まず、浴衣の大きな違いは下に長襦袢(ナガジュバン)を着ずに、そのまま浴衣を着ることができるという特徴があります。他の振袖や袴は長襦袢と呼ばれる、和服を着るときの専用の肌着のようなものを着てから、着物を着る必要があります。

浴衣は、夏のお祭りや花火大会などのイベントで着ることが多いですよね。浴衣は、素材も風通しの良いものが多く、着物よりも簡単に着ることができるので、夏になると多くの方が身につけています。

振袖は、袖の長い着物のこと。昔は男女とも着ることがありましたが、現代では成人式や結婚式などで未婚の女性が着るものとなっています。未婚女性の晴れ着なので、柄は華やかなものが多いです。

袴とは、着物の上に着るものです。着物を着てから、腰から下を覆うスカートのような形状のものを身につけます。男性の成人式や、女子学生の卒業式、能や歌舞伎などの伝統芸能など、いろいろなシーンで活躍しています。

浴衣を着物として着ることはできる?

浴衣は、基本的に6月頃から9月頃に着るものとされています。しかし、初夏や秋頃に浴衣を着ると少し肌寒いこともあるでしょう。そして、浴衣は気軽に洗うこともできるので、着物よりも浴衣を着たいという方も多いのではないでしょうか。

浴衣を着物として着る方法として、基本的に浴衣は和装用下着を身につけずに浴衣を着ますが、中に長襦袢を着れば、着物のように着ることができます。

浴衣だと爽やかな浴衣らしい柄のものが多く、着物らしい柄のものもあるので、着物っぽい柄の浴衣を着物として着るのもいいのではないでしょうか。浴衣に衿を入れることで、着物として着ることも可能になります。

足元については、浴衣は素足に下駄が一般的で、着物を着る際は足袋を履きます。浴衣を着て、足袋に下駄を履けば、着物らしい雰囲気になりますね。

まとめ

さて、それぞれ和装の違いについて、浴衣を着物として着る方法についてお伝えしました。浴衣は夏になると着る方も多いので、身近な人も多いのではないでしょうか。

そのように、割と気軽に着ることのできる浴衣ですが、着物風に着ることもできます。浴衣で行くには少しカジュアルすぎるという場では、浴衣を着物としてランクアップさせて着ていくこともできるので幅広く活躍できますね。