指輪を付ける時に、それぞれの指に込められた意味を考えたことはあるでしょうか。例えば、マリッジリングを付けるのは左手の薬指と決まっていますよね。
これは、薬指は長続きする愛が宿る「黄金の指」とされていたためです。そこから結婚指輪の習慣が生まれたとも言われているのです。
そこで、今回は指輪を小指につけた場合の意味についてご紹介します。
ピンキーリングの歴史や、小指に込められた意味についてお伝えするので、小指に指輪を付ける時には意識しながらつけてみてください。
ピンキーリングの歴史
指輪を小指に着ける習慣は古代ローマの頃からすでに始まっていたことが、歴史的な記録として残されています。
ピンキーリングを着ける習慣は、ヨーロッパからアメリカに広がり、男女を問わず多くの人たちに愛用されていました。
ここでは、古代ローマ時代から、現代に至るまでのピンキーリングの歴史や込められた意味についてご紹介します。
古代ローマ
古代ローマの政治家で博物学者でもあった大プリニウスは、著書の中で
「ほとんどの人は、所有する全ての指輪を小指だけに着ける。小指に1本だけ指輪を着ける人々もいるが、これは高価なシグネット・リングを密封するものである。
シグネット・リングは普段は保管されているので、小指に1本の指輪を着けている人は、高価なシグネット・リングを所有していることを証明することになる。」
と記しています。
古代ギリシャやフランスでもシグネット・リングをピンキーリングとして着用していた記録があり、小指は他のどの指よりも使い勝手が良いと考えられていたそうです。
イギリス
19世紀のイギリスでは、結婚に興味のない独身の男女が左手の小指に指輪を付けるという習慣がありました。
また、男性は見た目の雰囲気が一番正しい場所であるという意味で、シグネット・リングを左手の小指に付けていたそうです。
小指に込められた意味
小指の指輪は、変化とチャンスの象徴と言われています。
今の環境に不満がある人や、チャンスに恵まれない人は、左手の小指に指輪を付けると良いでしょう。また、霊感を強くしたり、予知能力を伸ばす力があるとも言われています。
右手の場合
右手には現実的に直面した事柄を成功させたい場合や、難関を突破したい時など、強い力を身に付けたい時は、右手に指輪を付けましょう。
また、右手の小指は、自分に魅力をもっと付けたいと思っている人、自分の良さが相手になかなか伝わらない人におすすめです。
左手の場合
左手は想う力を表すので、密かに心に誓いを立てたい場合や、思いを伝えたい場合、インスピレーションを高めたい時には左手に指輪を付けましょう。
左手の小指は愛のお守りリングを身につけるのに最適な指です。
恋に限らず願いを実現する力を持っているので、願い事のある方はこの指にお気に入りのリングをはめて毎晩眠る前に願いを伝えて見ると良いです。
まとめ
さて、今回はピンキーリングの歴史や、小指に込められた意味についてご紹介しました。小指に付ける指輪は小さくて可愛らしいですよね。
華奢で小さめのピンキーリングは、男性ウケもいいそうなので、女性らしさをアピールしたい時には、ぜひ小指に指輪をつけてみてはいかがでしょうか。