春が近づき、スギやヒノキの花粉が舞い始める時期には、鼻や目に辛い症状が出る人も多いですよね。
花粉症の人にとっては、悩ましい時期であり、中でもくしゃみや鼻水などの症状が出ると、集中力が落ちたり、頭がぼーっとしたりすることがあり、辛い症状の一つでしょう。
そこで、今回は花粉症の鼻の症状の対策におすすめのグッズをご紹介します。他にも、毎日の習慣で症状を和らげるポイントや、花粉シーズン中の生活習慣についてお伝えします。
毎日の習慣で症状を和らげるポイント
花粉が飛散するシーズンの対策には、ポイントが2つあります。まずは、天候や時間によって異なる花粉の飛び方の特徴を知っておくことが大切です。花粉情報を、毎日チェックすることも欠かせません。
そして、アレルギーの原因となる花粉との接触を避けることも重要です。これは、「抗原回避」というアレルギー患者さんのセルフケアの基本となります。このように、基本的な気配りを日頃から行うことが、何よりも花粉症の症状を予防したり、軽減することに繋がるのです。
花粉症を根本的に治す薬というものは、現在はまだありません。そのため、一度発症してしまうとこの先もずっと花粉症と付き合っていかなくてはいけないのです。
しかし、正しいセルフケアを行うことで、花粉症の症状を減らすことができるので、花粉症と上手に付き合っていく秘訣と言えるでしょう。
対策ポイント1:花粉の飛び方を把握する
毎日の花粉の飛散量は、その日の天候に大きく左右されます。また、1日のうちでも時間帯による変動もあります。花粉の飛び方の特徴を知っておくことは、「抗原回避」の点からも非常に重要です。
例えば、カラッと晴れた気温の高い日や、風の強い日、雨の降った翌日で晴れた日などは花粉が多いです。また、花粉が舞い上がる昼過ぎや、花粉が地表近くに舞い降りてくる日没頃の時間帯も花粉が多くなります。
【花粉飛散情報を活用する】
リアルタイム花粉モニターによって、花粉の量を逐次測定できるようになっており、詳細な花粉情報を知ることができます。テレビや新聞、インターネットなどで花粉情報をこまめにチェックしましょう。花粉症の予防や診断、また、薬の治療効果の判定にも役に立ちます。
対策ポイント2:アレルゲンを避ける
アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎を予防したり、症状を軽減するためには、自身によるセルフケアが重要です。中でも、アレルゲンとの接触を避ける抗原回避は、セルフケアの基本中の基本と言えます。
【晴れた風のある昼間は外出を控える】
テレビやインターネットなどの花粉情報に気をつけて、晴れた風のある日はなるべく外出を避けた方が良いでしょう。
【マスクやメガネの着用をする】
マスク、メガネ、帽子は花粉との接触を避けるための、外出時に必須のアイテムです。他にもマフラーの着用や、花粉症防止用ゴーグルを付けることも効果的です。また、マスクの内側に湿ったガーゼを挟むと花粉侵入と、喉の乾燥防止に役立ちます。
【目に入った花粉は洗眼薬で洗い流す】
屋外に出た後など、目に花粉が入ったと思われるときには、洗眼薬ですぐに洗い流しましょう。また、洗眼薬は防腐剤フリーのものを使うのがおすすめです。
【花粉を家の中に入れないようにする】
帰宅時には、玄関先で衣類についた花粉を払い、室内に花粉を持ち込まないようにしましょう。また、髪の毛にも花粉が付きますので注意します。
【帰宅後はすぐに洗顔・うがい・シャワーをする】
帰宅後は、なるべくすぐに洗顔・うがい・シャワーをしましょう。シャワーができないときは、外出着からの着替えをするだけでも効果的です。
花粉シーズン中には生活習慣にも心配りをする
日頃からバランスの取れた食生活を心がけることが大切です。ファストフードや加工食品の摂りすぎに注意して、バランスの取れた食生活に改善しましょう。
また、タバコやお酒、刺激の強い香辛料などの摂取も控えると良いです。
花粉症の鼻の症状の対策のおすすめのグッズ
アラクス PITTA MASK(ピッタ・マスク)
出典:arax.co.jp
花粉対策用のマスクに求める機能である、顔にフィットすること、呼吸がしやすいこと、花粉を通しにくい素材であることに加えて、マスクをしながらおしゃれも楽しみたいというニーズに応えて開発されたのが「PITTA MASK」です。
新ポリウレタン素材をポーラスフィルター技術によって立体網目構造にすることで、花粉を99%カットします。また、顔に密着して花粉の侵入する隙間を作らないのに通気性は高く、息がしやすいという特徴もあります。
そして、花粉だけではなく、紫外線もカットしてくれるので日焼けを気にする方にもおすすめです。また、3回洗っても花粉99%カットのフィルター性能は保たれるので経済的でもあります。
エステー MoriLabo(モリラボ)花粉バリアスティック
出典:st-c.co.jp
北海道のトドマツから抽出した香り成分配合の薬剤をマスクの外側に塗るだけで、マスク周りに浮遊する花粉のアレル物質の働きを低減するスティックタイプの花粉対策製品です。
スティック状の薬剤をマスクの外側に塗ることで、マスクの周りに香りのバリアを作ります。このバリア層に入ってきた浮遊する花粉を香りでコーティングすることでガードすることができるのです。
ティアラ 微電なごみ
出典:biden-nagomi.jp
毎日数回、5秒間ほど鼻に当てて微弱電流を流すことで、花粉症の症状を和らげてくれるというアイテムです。とても微弱な電流なので、痛みもありません。
また、ソーラーパネルを内蔵しているので電池交換の必要もなく、ランニングコスト0円で半永久的に使うことができます。
まとめ
さて、今回は花粉症の鼻の症状の対策におすすめのグッズをご紹介しました。
他にも、毎日の習慣で症状を和らげるポイントや、花粉シーズン中の生活習慣についてお伝えしたので、毎年花粉症で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、特に花粉症の症状が出ていない方も、突然発症する可能性があるので、日頃からアレルゲンを避けるようにすると良いでしょう。